直火炊き

惣菜メーカーの主流の調理方法は、素材をカットした直後にパックにつめ、同時に味付けだしをいれたものを湯煎にて調理するという方法になります。これには異物混入を極力さけることができ、素材の形が崩れにくく、形が崩れたものをロスするものも少ないという大きなメリットがあります。

ですが、これは古くから家庭で味わえる料理としての調理法ではないので、やはり味に差がでてしまいます、こだわりのある方にとっては少しご満足いただけない場合もあるかもしれません。

私たち中村屋ではお客様にご満足いただくように直火炊きによって生まれる「うまみ」や「かおり」をとても大切にしています。せっかく私どもの商品を選んでいただくお客様には、本物の調理したものを味わっていただきたいと思っておりますので、手間暇のかかる直火釜での伝統的な調理方法にて素材を調理させていただいています。

パックの湯煎では味わえない風味をお楽しみいただけたらと思います。


真空包装

今の販売される惣菜には必ずつきものなのが保存料や野菜の消毒・漂白です。

消費者の方には、ほとんど伝えられない事ですが、コンビニエンスストアを代表として、本当にどこでもやっているありふれた事になってきてしまいました。

皆様ご承知の通り、味や体の健康のためにはあまり望ましくない事ですよね。私達もとても気にしている事です。

お弁当屋さまやデパートさまでは、食中毒を出しては一大事なので、朝つくったものを常温で夜まで販売しようとすると、菌の発生を抑えることは実際不可能なので、保存料を使わざるおえないというのが実情です。

私たち中村屋では「保存料を使って欲しくない」という皆様の思いを実現するために、ほとんどの商品を真空包装にてお届けしています。

素材の中に空気は微量に含まれますので、完全な真空状態ではありませんが、この包装方法を使うことで、かなり長期間、惣菜はよい状態で持ちます。保存料は必要ありません。

お弁当を調理しご提供する時に、真空包装から開封すれば、保存料無しのおいしさを消費者の皆様にお届けすることができます。

※お客様の御要望でどうしても必要な場合には、お客様の業態に対応して細菌の繁殖を測定して安全な範囲になるような保存料の使用量を決め、お客様とのご相談の上保存料を使用させていただく場合もございます。


湯煎滅菌

私たち中村屋では、味にこだわる調理方法を直火炊きや、蒸す調理を行っており、パックにだしを入れて湯煎調理する方法は取っていませんが、湯煎を調理ではない目的で行う事はあります。

長期間保存をお望みのお客様の御要望と素材の内容にあわせて、真空包装を行った後にさらに湯煎をすることで、素材中の菌を限りなくゼロにすることができ、かなり長期間の保存をすることが可能です。

保存料を使用すれば使用するほど、とんでもない時間、腐らない食べ物は作れるのですが、それは私たち自身が食べたくない食べ物になってしまいます。

塩のもの、砂糖のもの、素材によってご提案できる賞味期限は様々ですので、実際にどのくらいもつものなのかというのは、ご連絡いただければと思います。

私たちは、保存料を使わず、それでいて業務にあうような時間、品質を保つための工夫をして、努力を怠らず仕事をさせていただいております。

おいしく安全な食文化を守るために飲食業の皆様の手助けになれればと思っております。


細菌検査

真空包装した時の賞味期限、真空包装後に湯煎した場合の賞味期限、それぞれ素材の内容によって異なります。これを正しく知るために、私たち中村屋では細菌検査を行う事によって安全な範囲を正しく知り安全性を保っています。

保存料使用しないにもかかわらず、賞味期限をなるべく長く、そして安全でもある。そのような食品をご提供させていだきます。